貴族名鑑
みゆき殿
古く歴史のある都市の貴族の娘として生まれた。もともと強い魔力を受け継ぐ家系であったため銀色の瞳に、金の髪という独特の容貌を持つ。魔法を全面に出した悪霊の浄化や封印は誰も寄せ付けない実力をもつ。強い魔力を持つがヌメヌメしたものが大嫌いなため、魔法を失敗することもある。またナメクジやカタツムリなどのいるところでは魔力は大暴走し、無意識に山の半分を吹き飛ばし数匹のナメクジを退治した事もある。人々は"金の封印者"と呼び、美しい容貌に惹かれながらも彼女を怖れている。
のむ殿
常に赤い飾り帯を付けた大きな剣を持っていることから"赤の大剣士"と呼ばれている。いくつもの戦乱に巻き込まれた都市に生まれたというところまでは解っているが、何故彼が旅に出たのか、目的は何なのか、それらがまったく解らない。一説には仲の良かった幼なじみの少女の消息を探しているとも、かつては王族であり、その復興を助けてくれる仲間を捜しているとも言われている。
さやか殿
森に囲まれた伝説の都市の当主の娘として生まれ、たぐいまれな共感能力を持つ。その力によって多くの天災から人々は救われた。緑の宝石をあしらった髪飾りを付けていることから"緑の神託者"と呼ばれる。「私には神の声は聞こえません、でも木々や水や光…そのすべてが私に多くのことを教えてくれています」とは彼女の有名な言葉である。
げんじょー殿
古い寺院から発見された謎の教典、その謎を解くために日夜あちこちの寺院や王立記録院で調査に励んでいる歴史学者。「過去を紐解くのは現在に生きる者の努めであり、過去の物には未来への道しるべが隠されている」というのは彼の言葉である。彼が解読した教典の一部にはとても強い魔力が封印されており、彼はその影響でいつの間にか、かなりの魔力を持つようになったが、本人は全くの無関心である。なぜなら「謎」こそ彼にとっての最高の魔力である。人々は彼を"時の探求者"とよぶ。
しかし後年彼はその知識をさらに高めついには自分の世界を作り上げてその支配者となる。その力は強大で王国の地中深く眠る「聖なる水晶」の力を自分の会得した暗黒の魔力で皇帝に君臨することになった。それ故"暗黒魔導師"とも呼ばれる。300回近い即位は王国に闇の時代をもたらしたという。
水月 殿
鏡のように澄み切った湖の畔、落ち着いた庵に住む賢者。人々の困り事に耳を傾けその解決策を与えていることから多くの者から"水鏡の賢者"と呼ばれて慕われている。満月の夜には湖に澄んだ笛の音が漂うが、それは彼が吹く伝説の横笛"月鏡"であり、その音は魔物の持つ魔力を消し去ってしまうと言われている。
紺ちゃん殿
竜が眠るという伝説の山に登りお弁当を食べた時、寝過ぎて腹が減ったので弁当をくれ、と数千年の眠りから覚めた竜に頼まれて弁当を分けてあげたことから仲良しになり、水と風を操ることが出来る「青竜の宝玉」をもらったという少女。帰り道、突然現れた盗賊達がその宝玉により遠くの海まで押し流してしまったという話もある。その事件以来彼女は"青竜の宝玉継承者"と呼ばれているが……とりあえず今は受け取った力をどう使うか迷っているらしい。
つとむ 殿
諸国を旅する格闘家。歴史の表舞台でその存在を知らしめるよりも、弱い者達を助ける事に生き甲斐を感じている。彼のために盗賊達から救われた町はゆうに数十を越える。胸に長い牙をもつ虎の形のあざがあることから"さすらいの剣歯虎"と呼ばれている。「俺は誰の指図も受けねぇ!だけどな、困っている奴を見つけたら俺はそいつの味方になってやる」という彼の口癖は、彼に救われた町の子供達の大切な言葉となっている。
ヴァド・オロキ・ズレンカ 殿
「その存在は無にして有、有にして無」と言われる伝説の魔導師。その姿を見ることはないが、彼の近くいるものは眠っていてさえ彼の存在を感じ取れるという謎の存在。事実彼についての記録は数千年も前の遺跡からも出てきており、一説には肉体を持たない波動だけの存在と考える者もいるほどである。なぜ彼が存在し、そにをしようとしているのかそれは誰にも解らない……昔より人々は"波動の魔導師"として伝説になっている
けいし 殿
カラスに追いかけ回されてボロボロになった鳥のヒナを助けて育ててやった。その鳥こそ、美しい銀色の羽を持ち、嵐のような突風を自在に操れるという伝説の鳥「聖銀鳥」だった。ある時、彼の住む地方に起きた大火事の時には、聖銀鳥の巻き起こした嵐により火は消され、以来、彼とその鳥は次々と人々の信頼を集め、"聖銀鳥の司政官"としてその地方をまとめる事になったという。彼の執務室にはいつも銀色の羽を輝かせる聖銀鳥が居るという。
貴族名鑑編纂院
[戻る]