貴族名鑑







ゆり殿

多くの琥珀が取れるという地方の名門出身。特に琥珀がよく取れるという深い渓谷にはいくつもの細く長い滝があるが、穏やかな水流のため非常に美しいという。その渓谷で行われる年に一度の祭典では、彼女の歌が披露されるがその声は非常に美しく、はるばる遠方からわざわざ足を運ぶ者も多い。とてももの静かな女性でありながら、その内面には力強い意志があり、多くの人々から敬愛されている。澄み切った歌声から"琥珀渓谷の姫君"と呼ばれている。

百華 殿

一つの根からいくつにも分かれ、どれ一つとして同じ色のない数百の美しい花をつけるという伝説の花は王国の地中深くにある「聖なる水晶」に触れた水脈でなければ育たないうえに、太陽の光が直接届かない場所でなければいけないという。幼い頃に迷い込んだ古い神殿の奥深くでその苗木と出会い、以来10年間愛情をもって接した結果、実に数百年ぶりに花を咲かせることに成功する。やがてその花からいくつも増やし、やがてその神殿も復興させることになる。その神殿は後に王国の植物研究の中心地となり、彼女は人々から"伝説華の探求者"と呼ばれて敬われた。

あきな殿

風と雨を操ると言われる魔力を持つ「風印の宝書」を持つ魔導師。女性でありながらその魔力はすさまじく、その気になればいくつもの大陸が沈めることが出来ると噂されるほどの実力を持つ。普段はとても気の良い女性なので人々からも慕われている。ただその魔力を我が物にしようとするものが現れる場合や彼女の住む土地を侵略しようとする場合はその限りではない。「力におぼれるものは、それ故に力によって滅ぼされます。力を正しく使う者にこそ本当の力は宿ります」は彼女の有名な言葉である。人々からは"風印の魔導師"と呼ばれる。

寿司屋のむら殿

かつて栄えた古代文明を探求し、大陸のあちこちを冒険している孤高の魔術師。あまり人と交わることがないが、それは彼がもつ独特の雰囲気によるものといわれている。ある占者によれば彼の守護星は夕暮れ時に北の空に一番に輝く星「北燈明星」であり、それは孤高と隣り合わせの深い知識を意味するからだという。ただ決して人嫌いではなく、彼を知る少ない人々は彼をとても信頼しさまざまな協力を惜しまないでいる事からも単なる孤高の存在ではないことを物語っている。「孤独とは人の弱さが作り出す幻であり、人はまず自分のやるべきことをやるべきである」とは彼の言葉であり、"北燈明星(ほくとうめいせい)の魔術師"と人々からは呼ばれている。

貴族名鑑編纂院

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