貴族名鑑
ゆき 殿
王国の北の果て、凍結の魔法を自在に操る一族に生まれ、最大の魔術をもつ女性。艶やかな黒髪と神秘的な透明感のある黒い瞳から"黒の女王"と呼ばれる。一族を束ねる次期当主としての呼び声が高いが、本人はもっともっと世の中のことを見たいと外へ出ることを希望している。一族の長老達と意見がぶつかる事もあるが最終的には彼女の意志の硬さに長老達が折れてしまうらしい。現在は、王国の中心へ向けて旅だったとの噂だが、黒髪を染めているため外見で彼女を捜し出すことは不可能と言える。一族の人々は彼女の帰還を待ち望んでいるというが、彼女がそれを望んでいるかどうかは疑わしい。
岡本隆史 殿
王国史のなかでも謎の多い人物。数々の大事件の影には必ず彼の姿があるというが、それを確認した者はいない。一説には王国を隅々まで歩き回り、姿を隠して人知れず様々な町を救っているというが、なぜ正体を明かさないかは誰にも解らない。ある者は「実体のない大魔法使いの魂」と言い、またある者は「強大な魔力を持つ闇の者」と言うがどれも推測の域を出ない。ただ彼はふらりと王宮に現れることもあるが、誰かが気づいたときにはすでに彼が立ち去っているという。人々は"忘却の賢者"と呼んでいる。
ゾーン 殿
かつて人間達の世界から去っていった闇の種族の末裔。様々な魔力を使い、王国のあちこちで討伐隊と死闘を繰り広げたという噂があるが、その正体は謎のままである。彼の声を聞いた者は恐怖で石になり、彼の目を見た者は魂を抜き取られる、という噂があるが、辺境の地で飢餓に苦しむ人々を助けた事もあり、その真実は解らない。人々は"闇の大魔術"として恐れている。
おたろo(^-^)o 殿
機動力を生かした王国の精鋭部隊を率いる女性将軍、常に赤い肩飾りを付けていることから"灼熱の女神"と呼ばれている。部下からの信頼が厚く"銀の雷神"と並び証される名門のひとつ。よく城下町の酒場で"銀の雷神"である貴族と酒盛りしている姿を見かけるという。戦場での彼女の活躍ばかり人々の話題に上るが、普段、王宮での優雅な立ち居振る舞いこそ彼女の真の姿と主張する者も多い。優しさと圧倒的な力の双方を兼ね備えた彼女にあこがれる女性は多く彼女の誕生日などには町中の娘達から贈り物が届くという。
大魔王ハカイ 殿
「闇の中に生まれ、闇の中に消える」つぶやくように闇の魔法を駆使して王国を混乱に陥れる魔王のなかでも最大級の力を持つ。彼の放った闇の使いが空を駆けめぐり人々は悲鳴をあげる。人間の悲鳴こそ彼の力の源であり、それの心を高ぶらせるものである。彼を倒すために幾度となく討伐隊が派遣され、彼を討ち取るが、なんどもよみがえり、王国を恐怖の中に陥れる存在。人々は彼を"闇使いの黒魔王"と呼んで恐れている。
ふじしゅう 殿
竹の花を主食とし70年に一度新月の晩に現れるという「大星獣マゼ」を家に代々伝わる古い書物に従って自由に召還し、意のままに操る事が出来るようになった大魔法使い。大星獣は本来くじらほどもある巨体だが、最近では彼の魔法により手のひらに載る大きさで召還し、午後のお茶の相手をさせるのがもっぱらの目的になっているという。物珍しさも手伝い近所の人たちもおやつ持参でお茶に来るため、大星獣も太り気味らしい。もともと大星獣は彼の家の守護者でもあるため彼の前では大人しいが、調子に乗った人間が操ろうとするとどう猛な性格によりうまくいかないという。悪しき魔力の浄化には大きな力を発揮し、呪いのかけられた町ひとつをそっくり浄化してしまった事もある。人々は大星獣を召還する魔術師を尊敬の念を込めて"大星獣の召還師"と呼んでいる。
貴族名鑑編纂院
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