貴族名鑑







舞 殿

大国の間にある小国の姫君であり、天界に咲くと言われる伝説の花を閉じこめてしまった宝玉「水晶華」を所有することから"水晶華の姫君"と呼ばれる。水晶華は意志を持ち、自分の持ち主を気に入らなければ災いをもたらし、気に入れば大いなる幸運を呼び込み、さらに不思議な力を与えると言われている。かつては、その宝玉をめぐっていくつもの戦乱が巻き起こったが、彼女の元に来てから平穏な時が続いている。平和を望み何事にも一生懸命である健気な姫君を水晶華が気に入ったのだろうと人々は噂している。

神讃 殿

気性が激しく誰も手なずける事の出来なかった大赤龍を、自分自身の努力により自由自在に操れるようになった事から"大赤竜の召喚師"と言われる。彼が移動するときには、巨大で美しい大赤竜で高速で移動することから"赤いたつまき"とも呼ばれている。様々な苦難を乗り越え、誰にも真似できない程の能力を得ることの例えとして人々は彼を語ることがある。また、即位するときに大赤竜の一団を伴い王宮に着陸し王宮を大騒動に陥れた出来事は人々の記憶に新しい。

むうま 殿

王国の古い伝説に語られる伝説の騎士達に「霧幻騎」というのがある。霧のようにどこからともなく現れ、姿は幻のように儚いが、それでいて人々を苦しめる悪人共を次々と倒していく強さを持つ伝説の騎士達の事である。平和な現在では忘れ去られようとしている伝説だが、それが一人の大魔導師の作り出した幻影である事はほとんど知られていない。そして、その太古の魔法を受け継ぐのが"霧幻騎の首領"であり、人々に慈愛と導きをもたらす存在である。ただその人物が表にはなかなか現れないので、人物像がどのようなものなのか残念ながら王国史に書き留められることはほとんどないと言われている。

まあ 殿

東の古い大神殿にまつられ、どんなに強大な魔の力も封じるといわれる鏡「聖銀鏡」を受け継ぐことから"聖銀鏡の賢者"と言われている。美しい銀の鏡の部分とは裏腹にその裏側には奇怪な魔物達の姿が彫られているという。その魔物達の像は実は封じられてしまった魔物達そのものであり、それを受け継ぐ者にもその魔物達に負けないだけの精神力が必要とされている。現在は修行中ではあるが、時折見せるその潜在的な能力に大神殿の神官達も圧倒されることがあるという。女官達には絶大な人気があるが本人はそれに気がついていない。

八兵衛 殿

大国の王位継承者であるが、政情不安により命の危険をさけるため現在は男性にも見られるような格好して暮らしている。本当はかなりの美貌の持ち主であるがそれを悟られないようにしている。常に自分の王国のシンボルである風を七つあしらった指輪をしていることから"七つ風の貴族"と呼ばれている。ただ人々はその指輪が正当なる王位継承権の証である"風の指輪"である事は知られていない。中性的な魅力のためか男性と女性の双方から人気があったりもする。

える 殿

風になびく銀の髪と、一見女性にも見える外見とは裏腹に巨大な竜巻(たつまき)を操ることから"銀の風使い"と呼ばれる。嵐に襲われる島々において、いくつもの竜巻を発生して嵐にぶつけ、消滅させた事からがある。この事から、彼に救われた王国の南に位置する大群島では伝説の「風使い」として知られる。彼の銀の髪は風を司る太古の神の血筋の証である…と大群島では語られている。

まさね 殿

東の名門の出身であり、古く太古の昔に滅びたとされる伝説の魔法「八方陣」をただ一人受け継ぐ事から"八方陣の騎士"と呼ばれる。元々王国の東は魔法の研究が盛んな土地であり、なかには、時の中に埋もれた伝説の魔法も多くある。その一つが八方陣であり、複雑な呪文の詠唱と八つの魔法陣から紡ぎ出す魔法である。強力な威力の魔法だが強靱な精神力が必要とされ、現在はそれを操る事が出来るのは彼以外にはいない。

ゆう 殿

山岳地帯の中心部、その最も高い山頂で生まれたという氷の羽を持つ竜と出会い、自由に竜と話せるようになったことから"氷翼竜の伝承者"と言われる。氷翼竜が怪我をしていたとき、手厚い看護をしたため竜からその礼として「竜の涙」と呼ばれる宝石をもらい、それによって意思を通じ合えるようになった。昔から氷翼竜は心優しい人間にのみ心を許すという言い伝えがあり、竜との友情は生涯変わらないものとされる。

のりこ 殿

王国の山岳地帯と草原の間にある「黒い森」、その一帯を統治する姫君であり"黒い森の姫君"と呼ばれている。人は権力ではなく慈愛をもって統治すべしという代々の教えを守っているため常に人々から敬われている。黒い森は王国の中では一部のものしか知らない土地であり、外界からは隔絶された聖域と見なす者もある。
貴族名鑑編纂院

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