貴族名鑑
鈴木たいら 殿
北の山岳地帯と黒の森の間にある都市を統治する名門の出身、伝説の剣「流炎(るえん)」を受け継ぐ。突然の魔王の降臨に際しても迅速な行動で討伐軍を指揮した事から"流炎剣の勇者"と称えられる。流炎は彼の家に代々伝わる聖剣であり、世の中に魔王が復活すると刃が炎のように燃え立つといわれる。普段は宝物庫の奥にしまわれているはずであったが、ある日突然剣の化身であるという女性が枕元に立ち、それによって魔王の降臨を知らされた話は討伐軍に参加した者の間では有名な逸話である。
しん 殿
星と月の運行から多くの予言を行い「流れゆく星は彼の足跡、流れゆく月は彼の道しるべ」と言われる"星月の予言者"。「人を救うには力はいらぬ、はっきりとした知識の道しるべとそれに向けた努力があればいい」とは彼の有名な言葉である。武力での解決を嫌い、常に話し合いにより、様々な紛争を解決してきた実績を持つ。魔王の力に対しても厳重な結界を張る魔法陣を使い多くの都市を救ってきた。力に寄らぬ彼の行動に賛同する者は多い。
まさなお 殿
「さすらうことは生きることである。生きることは学ぶことである」という言葉に代表される王国を代表する哲学者。人々の心と世の関わりを論じ、多くの人へ影響を与えた。常に彼の執筆する本にはシンボルとして砂時計が描かれていることから"流転の哲学者"と呼ばれる。砂時計は流れる時間、翻弄される人々の運命、そして繰り返される歴史の象徴である。
うそ 殿
下町で生まれ育っていたが、ある日突然空から落ちてきた翼のある猫と出会ってから運命が変わった。「天猫(てんびょう)」と呼ばれる伝説の青い猫で、その魔力は大陸一つを海に沈める事が出来るというものだった。彼女はわがままな天猫の面倒を見ているうちに魔王降臨の事実を知らされ、魔王退治に出発する…そして無事魔王を退治した彼女は、国王として即位することになり、人々から"天猫の女王"と呼ばれた。青い猫は常に彼女の側にあって王国の平和に寄与したという。今も彼女の物語は王国の子供達の一番のお気に入りである。
ちゃっきー 殿
古い王国の神殿跡から見つけた一枚の古文書、それに描かれていた舞を踊ったところ時空を超えると言われる伝説の神聖獣「火炎虎(かえんこ)」を呼び出してしまい、それに懐かれてしまったことから"火炎虎の舞姫"と呼ばれる。燃えるようなたてがみを持ち、気に入らない者は吹き出す炎によって焼きつくすといわれる神聖獣も、彼女には身体の大きいが、大人しい猫のようになついている。火炎虎が彼女の守護神であった事が判明するのはだいぶ時間が経ってからである。
めけめけ 殿
本来は有力貴族の跡取りであるが、家に縛られるのが嫌で学問に没頭し、ついにはその王立研究所の所長になってしまった。彼が所長になってからの科学技術の発達は目を見張る者があり、他の諸国からも一目置かれる存在である。最近は異世界に住むという伝説の神聖獣を追い求め、大陸の方々を歩いているという。神出鬼没のその存在から人々は"大地の賢者"といつしか呼ぶようになった。
ポヨン 殿
伝説の拳法を伝える部族に生まれ、ふと知り合った謎の僧侶から魔法を学び、二つを併せ持った「二法拳」を編み出した。今は山深い、滝のある寺院で弟子達と修行に打ち込んでいる。穏やかな微笑の奥には、国を影から支える者だけが持つ、高い理想と強い意志が見えることを彼の弟子達は知っている。人々は彼を"深緑の拳聖"と呼んで尊敬している。
のりみち 殿
王国の北にある大草原を統治する遊牧民族の末裔。三日もあれば大陸を端から端まで移動できるという白馬の血筋を現在も育て上げている。激しい気性の馬は「翔馬(しょうま)」と呼ばれ、走る力は空を飛ぶ竜の速度に匹敵すると言われている。人々は昔、そのあたり一帯を統治した伝説の騎士の再来と噂し彼を"翔馬の騎士"と呼んでいる。他の王侯貴族を前にしても一歩も引けを取らない彼の気高さは人々から賞賛されている。
077 殿
魔王が放った「闇の使い」を一瞬にして粉々にしてしまう伝説の宝剣「羅雪」を持つ人物。人々からは"羅雪の剣王"と呼ばれている。羅雪には人の言葉を解し、持ち主の影響を受けて、聖剣にも魔剣にもなるという言い伝えがある。古くはいくつもの悲惨な戦乱を導いた事もあるため、これまでは風の神殿に封印されていたが、魔王の復活と同時に何者かによって持ち出され、現在の持ち主の手に渡ったと言われる。今、この剣は常に白く透明な光を放つ聖剣として人々の命をいくつも救っている。
じゅん 殿
「海こそ我が命」と言い、大海原を駆け抜けた伝説の船長。大船団による貿易によって莫大な富を築き上げ、いくつもの大陸を探し当てた功績もあり"黄金の大船長"と呼ばれる。「風は富を呼び、海は歴史を作る」とは彼の有名な言葉である。
コア 殿
悠久の時をかけ、山岳地帯から大群島のある大海まで大陸を縦断する大河。それを船で移動し近隣の都市に現れるという伝説の予言者…人々からはその恐ろしいまでの的中率から"大河の大占者"と呼ばれる。武力によって彼を自分の元に引き留めようとする者もあったが、彼の乗る船はいくつもの大砲を備えた城のように巨大な船であり、誰も手出しは出来ない。かつて大河の貿易によって栄えた大商人の末裔とも噂されているが、その正体は誰にも分からない。彼の乗る巨大な船を見た者は大河を泳ぐ城のようだと言っている。「占者はただ一人のものにあらず」は移動を続ける彼の口癖である。
貴族名鑑編纂院
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